使用したアプリはこれ。
DIY GPS
どうやって使うかを個人的にまとめた記事はこちら。
以下、6月の西吾妻山登山で使ってみた感想をつらつら書いてみます。
1. 現在地の読み込み時間
『アプリ起動時に位置を取得する』設定にしている場合には少し時間がかかります。とは言っても1、2分ぐらいその場でじっとしていれば現在地を出してくれるのでよほど気の短い人でなければ問題ないです。自分の位置を早く知りたくて焦る気持ちもありますが、のんびり自然を楽しみながら待ちましょう。
(9月16日一部修正)
対処法としてはGPSのバックグラウンド動作をオンにし、GPSログを記録するように設定する方法があります。バックグラウンド動作のオンオフはアプリ内の設定で変更することが可能です。GPSログを記録する方法はこちら。
ログを記録していればiPhoneがスリープ状態でも現在地情報を受信し続けてくれます。そうすることでアプリを再び開いた場合にすぐ現在地が分かります。しかしこれにも欠点はあり電池の消耗が速くなります。その場合はポータブル充電器をお忘れなく。
僕の場合、普段の山行ではバックグラウンド動作はオフに設定して、その都度のんびり現在地情報の取得を待っています。
2. 現在地の正確さ
これは問題ありませんでした。稜線や山頂、樹林帯の中で使いましたが正確に現在地が出てきました。
例えば山頂で現在地情報を取得した時の画像がこれです。

多く見積もっても数メートルの誤差でしょう。僕の山行レベルでは気にならない誤差ですね。
他にもゴンドラ山頂駅や樹林帯でも使いましたが問題はありませんでした。


※補足事項
GPSログを記録した場合、ずれが大きくなるそうです。といってもそこまで気にはなりませんが。
取り込み時間間隔を1分以上にすることで改善されるそうです。が、そうするとログが粗くなります。
そのあたりはずれの大きさと取り込み間隔のバランスを見ながら各自で調節してください。
3. 電池消耗の速さ
これは正直使い方によるとしか言えません。上述したように絶えずGPSを起動させルートのログを取るような場合にはかなり減るのは速いと思います。そうでなくても山中は基本的に圏外ゆえに電池の消費は速くなっているので。
僕はたいてい30分に1度ぐらい、現在地を確認する時だけGPSを起動させています。この使い方では5時間ぐらいの山行を終えても電池残量は10〜15%減だったと記憶してます。はっきりと覚えてなくて申し訳ないのですが。今度きちんと調査をして結果を載せます。
(2014年4月 追記)
最近の登山(立石山や甑岳)でバックグラウンド動作をオンにしてGPSログをとりました。
電波状態はアンテナが1本ぐらいなんとか立つ状況でした。電池消耗は30秒ごとに記録する方式で1時間半で10パーセントでした。参考にして下さい。
おわりに
現時点ではこんなところです。まとめると、
よかった点
1. 安い(これが一番)
2. 正確に現在地を教えてくれる(大切なこと!)
3. iphoneは他のGPS装置より小さくて軽い(アプリと直接は関係ないですが)
気になる点
1. 現在地取得に少し時間がかかる(贅沢な悩みですが)
2. 電池の消耗(使い方や予備電源でカバー可)
3. 地図の範囲外に出てしまうと使えない
とりあえず入門としてGPSを使うにはいいのではないかと。
過信し過ぎもよくないですが、やはりGPSありと無しでは安心感が違いますね。
登山用GPS-DIY GPS - keiji matsumoto
詳しくはホームページに書かれていますので読んでみてください。
http://diygps.net/setting.html
動作設定のバックグラウンド動作のとこです。
引用しておくとこんなかんじ
「なお、ログを取っていなくてルート案内も使っていない場合はこれがオンになっていてもバックグラウンドではGPSを停止します。その場合はスリープ中はバッテリーを消費しなくなります。GPSログを記録する場合やルート案内を行っているときだけバックグラウンド動作をするかどうか、という設定です。」
通常の使い方ではバックグラウンド動作のオン・オフは電池の消耗には関係ないのですね。