「富士山」で検索してくる人がけっこういるので、費用や日程、服装などをまとめておきますね。

内容
1. 日程およびタイムスケジュール
2. コース
3. 費用
4. 服装&価格
5. 山行記録
1. 日程

2012年8月9日(木)〜10日(金)
夏の富士山は激混みいらいら丸なので平日にしました。それでも9合目から上はご来光を目指す人達でかなり渋滞でした。休日だったら日の出に間に合わない人がたくさん出るのではと思います。できれば平日に!
*2013年6月25日追記
富士山が世界文化遺産に登録されたためこれまでよりもさらに混雑することが容易に想像できます。できるだけ登山日は平日に設定し、吉田ルートは避けることをお勧めします。吉田ルートの写真を見たらおそらく登る気なくします。さらに、その方が人が分散して全体のためにもなると思います。
〈山小屋泊or日帰り〉
富士山は国立公園特別保護地区であるためテント泊は原則禁止です。
したがって、登り方は一日で登って下りてくるいわゆる「弾丸登山」、あるいは山小屋泊になります。
僕達は高山病を危惧して一泊二日の山小屋泊にしました。値段はあとで記載。健脚な人なら一日で問題なし。ただし高山病には注意。
あと、山小屋泊で夜朝二食付きにしたのでその分の食料は減らせましたね。夜はボンカレー、朝は弁当がつきました。
〈山小屋の予約は早めに!〉
山小屋の予約を7月前半にしたが、その時点で8合目の山小屋は満員で断られました。
本8合目の山小屋「胸突江戸屋」に泊まりました。
〈当日のタイムスケジュール〉
8月9日
1500 須走口5合目登山口
1615 新6合目
1830 本8合目の山小屋に到着
2030 就寝
8月10日
0230 起床
0300 山小屋出発
0410 山頂
0700 下山開始
0930 須走口5合目登山口
2. コース

混雑を避けたいので須走口から登りました。ご存知の通り富士山には4つの登山ルートがあります。カッコ内は目安の所要時間です、
参照)http://www.camp-outdoor.com/tozan/fujisan/course.shtml
・吉田ルート(9時間40分): 一番人気。しかし激混み
・富士宮ルート(9時間20分): 二番人気。山頂への距離が最短
・須走ルート(10時間10分):三番人気。樹林帯を歩ける。そこそこ空いている。
・御殿場ルート(12時間30分):四番人気。距離が最長かつ山小屋が少ない。空いているかつマイカー規制なし。
どのコースも特徴があるので好きなのを選びましょう。
僕のおすすめはもちろん須走です。距離もほどほどで空いている。
ただし、8合目以上では吉田口と合流します。合流したらあり得ないぐらい混みだしました。注意。
それもあってご来光を見るときは早めの出発をおすすめします。
注)須走コースおよび吉田コースを利用するときは下りで分岐があるので道を間違えないように気をつけてください。
僕が登った日にも3グループが吉田口と間違えて須走口に下りてきたと売店の人に言われました。
一般に下りは気が緩みやすい上に疲労もあります。気を引き締めて道間違いには注意です。
3. 費用

駐車場代: ¥1000
シャトルバス代(一人当たり): ¥1500(往復)
山小屋代(一人当たり一泊二食付): ¥7500
往復高速代(赤羽-須走・中央道仕様): ¥8880(割引未考慮)
ガソリン代:¥4000
繁盛期は御殿場口以外でマイカー規制が行われます。
つまり車で登山口へ直接行くことはできません。ふもとの駐車場に車を停め、そこからシャトルバスです。
そのため駐車場代金とそこから登山口へのシャトルバス代金が必要です。
3人で行ったので、一人あたりの総費用は13000円ぐらいです。
東名高速道路を使えばあと1000円ぐらい安くなったと思います。
4. 服装・持ちもの(価格は全て2013/6/19時点の定価)

*行動着
ウインドブラストパーカー
半袖シャツ(asics)
テニス用のハーフパンツ(YONEX)
スポーツタイツ(asics)
*登山靴
GORE-TEX ティトンブーツ
*雨具
レインダンサージャケット
レインダンサーパンツ
*防寒
クリマプラス100
*ザック
デイパック25L(ヘリーハンセン):¥10390
*その他
ヘッドランプ
ヒートシートサバイバルブランケット 12134
軍手
水(3リットル)
酸素缶
カロリーメイト、ウィダーインゼリーなどの行動食
ぶっちゃけ天気さえ良ければ登山靴以外はあり合わせでも問題ないです。私服の人もいますし。
しかし、個人的には雨具と登山靴は揃えることをおすすめします。この記事参照。
僕は雨具と登山靴以外はありあわせのものです。なので富士山用に買ったものは40000円ぐらい。
これでもGORE-TEXの靴、雨具を揃えて40000円は最安値に近いと思います。貧乏登山の基本はmont-bell。
「これから登山を続けることはないよ」って人は登山靴だけでもいいでしょう。
また、防寒はしっかりとしてください。山頂は気温が低く、朝4時ぐらいでは10度以下です。この時は7度でした。
しかも富士山は独立峰なので風が強く、特に山頂に着いてから日の出を待つ間は立ち止まったままなのでかなり寒かったです。
防寒着を持っていくか、雨具を着るかしてください。僕の一番のおすすめはサバイバルブランケットです。
SOL(ソル) ヒートシートサバイバルブランケット 12134
いろんな記事でくどいほど繰り返していますが、このブランケットは最高。買って損なし。富士山の山頂をオレンジに染めましょう!
水分が不足すると高山病にかかりやすくなりますし、熱中症の危険もあります。水は多めに持って行きましょう。
5. 当日の山行
こちらの記事です。
以上です。質問・意見はコメント欄にお願いします。名前欄は無記入でコメントのみでも投稿できます。
やっぱり人生に一回ぐらいは富士山に登りましょう!

タグ:登山