低体温症について
詳しくはこちらのHPを参考にしてください。
遭難して不運にも亡くなってしまう事例として多いのが低体温症だと思います。
2009年にはトムラウシ山、2012年には白馬岳、万里の長城でも低体温症による大規模な遭難事故が相次ぎました。
これらはいずれも身体が濡れて体温が下がり低体温症になってしまったために起きたものです。
そうでなくてもただでさえ、標高のある山ではそれだけ気温は低くなります。
高度が100メートル上がると気温は約0.6℃下がります。こちらを参照。
従って、例えば富士山山頂(標高3776メートル)の気温はふもとの気温より約15℃も下がるわけです。
これは真夏でも夜は気温が1ケタになることを意味します。
もしトラブルがあり夏服で一晩過ごすとしたらかなり厳しいと思います。
低体温症にならないようにするには身体が濡れないようにすることに加えて
「いかに体温を維持するかand上げるか」
が大切だと思います。
そのために購入したものがこの「SOL ヒートシートサバイバルブランケット」です。
材質
ポリエチレンベースのため、一般的なポリエステルにアルミを蒸着したのものと違い使用時のガサガサ感が少ないです。また、繰り返しの使用が可能。(通販サイトから抜粋)
アルミ蒸着のものを使ったことがないので比較はできませんが、折り曲げる時にストレスを感じることはありません。
重量
僕の持っている1〜2人用で85gと非常に軽く、ザック内でもじゃまになりません。
その他
カラーは視認性の高いオレンジ色で、遭難時にくるまっていても発見されやすいと考えられます。
体熱の90%を保持する非常用保温シートです。(通販サイトから一部抜粋)
また、ブランケットには緊急用のサバイバルマニュアルが印字されているので参考にすることができます。
(当然英字です。遭難して判断力が落ちてるときな読めるかは謎。)
ツェルト
使用した感想
8月に富士山登山をしたときに山頂で使用。
厚着で登ってしまったため汗をかいたのに加え、加えて7℃の山頂で強風に吹きさらされました。しばらくするとガタガタと身体の震えが全く止まらず頭もボーっとなってしまいました。友達がエマージェンシーシートを出してくれてこれを使いました。(今思うと少し判断力が低下していたのかと)
くるまっているとシート内が暖まってくるのが本当に分かり、30分くらいすると身体の震えもなくなりました。思い出によるプラス補正は否定できませんが、絶対に効果はあるとは断言します。
たかだか1000円程度の品なので安全を買いましょう!
Amazonなどの通販でも買えますし、地元のスポーツDEP○さんでも売っていました。
SOL(ソル) ヒートシートサバイバルブランケット 12134
一人用や寝袋タイプがいいよって人はこちら
このようにレジャーシート代わりにも使えますし。これはスイスの雪山で使用したものです。

*まとめ
○長所
価格が1000円程度と安い。軽い
その割にきちんと身体が暖まる。
●短所
ツェルトに比べると耐久性、通気性は劣る。
◎コメント
ツェルトは高くて購入できない人もこれは買っておいて損はないはずです。
登山とは関係ないですが、災害時にも使えますし。
東北大震災時にこれを持っていれば夜も過ごしやすかっただろうな。
P.S.
なぜ二人用を買ったか? 大は小を兼ねますし、それにかわいい山ガールが遭難していたら・・・(外道)
タグ:装備
朝日を見る時に使うぐらいなら10回ぐらいは使えるでしょう。
僕は安いものなので数回で使い捨てと考えています。